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​石積接着補強工法(モルダム工法)

国土交通省新技術情報提供システムNETIS登録番号 QS-220012-A
福岡県新技術・新工法ライブラリー登録ナンバー 2202001A

特許登録番号 特許第5686446号 特許第7335622号
※「モルダム」及び「モルダムエース」は九州防災メンテナンス株式会社の登録商標です
​※モルダム工法は北九州市防災工事等資金融資制度適合工法です
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石積み本来の機能を再生する

空石積みは、経年劣化や外的要因により「せり出し」「こけ込み」「膨らみ」等の変状が発生した場合、合端部分がずれてしまい、内部の飼石も抜け落ちることが多くあります。空石積みは積み木のように積み上げられているため、変状が大きければ大きいほど不安定になって強度は低下することとなります。

モルダム工法は、石積みが動いた状態でもそのまま内部から接着して固めることによって、石積み本来の機能を再生して強固に補強します。

通常は合端がずれた場合は更に大きく動いてしまう可能性が高いのですが、モルダム工法は積石の合端部分を接着するため、変状の進行を抑制する高い効果が得られます。また、合端部分と同時に内部の飼石付近にも高い接着力と圧縮強度を兼ね備えたモルダム(石積専用接着剤)が充填されるため、充填剤の硬化と共に抜け落ちた飼石も再生された状態となりクサビ効果も復活します。更にモルダムが充填された周辺部分の積石、飼石、合端部分全体が接着されることによって石積み全体が一枚岩のように一体化されます。

<排水機能を確保して石積みの内部から固める特許工法です>
石積接着補強工法(モルダム工法)は、既存の石積みの内部に接着性の高い石積み専用充填剤を注入する事によって補強する工法です。排水機能を確保した状態で、内部から補強することが出来るため安価で施工を行うことが可能になりました。また、境界際に設置された石積みでも表面に構造物を設置する必要がないため、敷地内での施工が可能となります。

狭地での作業も可能であるため、個人住宅をはじめ、道路維持工事、急傾斜地崩壊対策事業、河川護岸工事等、様々な石積みの補強工事に適用できる工法です。
<まるで溶接>
石積接着補強工法(モルダム工法)は、ノズルから送りだされる石積専用充填剤を狙った部分に注入することが可能です。溶接のように充填できるため、間知石はもちろん玉石などもきれいに接着補強させることもできます。

 







 
<施工例>
 

 
​橋台部の石積補強工事(公共事業)
​河川護岸の石積補強工事(公共事業)
空積み間知ブロック積擁壁の補強工事(民間工事)
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側溝があり間知ブロック積擁壁等への積み替えが困難な場合の施工例(熊本地震の被災地)
 
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大きな亀裂と大きな膨らみのある非常に危険な石積み
(民間工事)
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内部より補強して現在も異常なし(2017年施工)
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大きく膨らんで宅盤が下がっていた非常に危険な石積み(民間工事)
​(擁壁やアンカーの施工ができないためモルダム工法で緊急補強した現場)
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宅盤の沈下が進行していた現場だが施工後は現在も異常なし(2018年施工)
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水中打設可能な不分離型充填剤を採用した河川災害復旧工事(愛媛県発注)
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大規模滑動防止事業工事(熊本県益城町発注)
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モルダム工法水中打設状況(不分離型接着剤モルダムエース(Sタイプ)使用) 
※水中打設は現場状況によって条件が異なりますのでご相談ください。
モルダム工法(ピンポイント接着補強タイプ)   ※新規特許査定
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モルダム工法の詳細は次の項目をクリックしてご確認ください。
​石積み等補修及び補強工法実績表  (2023年12月現在)
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