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  • 執筆者の写真杉山信二

先行注入が必要な石積みの接着補強

更新日:2022年2月17日


部分的にオーバーハングした危険な石積みです。


空積みの表面にモルタルを塗った石積みでありモルタルの劣化も顕著なものでした。





道路下の石積みで改修工事ができない物件です。





目地の劣化モルタルを除去する作業は非常に危険な作業となるため、一部を除去した後に接着剤を先行注入(仮止め)して作業中の崩壊を防止しなければなりません。





モルタルの除去作業と劣化モルタルの除去作業は交互に行うため、先行注入は手詰めの作業となりました。





繰り返しの作業を行うことで初めて安全に施工ができる状況となります。





水抜きは重要です。


モルダム工法では水抜き加工シートの先端を守るように発砲ウレタンで部分的な遮壁層を形成することで確実に水が抜ける構造をつくります。


これにより専用充填剤をしっかり注入しても水抜き加工シートの先端を閉塞することがなくなります。





下地処理まで終えたら安心できる状況になりました。





後はモルダムエースで接着補強するだけです。








モルダム工法の採用で安心と安全を確保できた2014年に施工した公共工事の施工例です。

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