杉山信二2022年1月27日1 分隅角部付近が緩んだ石積みの接着補強隅角部は算木積(さんぎつみ)できれいに積まれていますがその周辺が緩んでしまった現場です。 モルダム工法で部分的な接着補強を行った民間工事の施工例です。
杉山信二2022年1月27日1 分注入量の算出基準注入量の算出は施工面積×奥行(平均空隙厚)×注入率となります。 特に注入率については状況に合わせた経験値を基準に想定していたのですが、それらの根拠を明確にするため設定の基準を設けましたので報告いたします。 算出式は上記2-1の通りとなります。...
杉山信二2022年1月26日3 分水抜き加工シートと遮壁層モルダム工法の特徴でもある「排水機能」について書いてみたいと思います。 現在の擁壁の基準では、3㎡に1箇所φ75mmの水抜きパイプが必要です。 しかし、既存の石積み擁壁は水抜きパイプが入るほどの広い目地のあるものは少なく、仮にφ50mmの水抜きパイプを設置しようとした場合で...
杉山信二2022年1月26日1 分モルダム工法の施工プラントモルダム工法の施工プラントは上記のホッパー、ミキサー、低圧送ポンプ、発電機、水量計、ホース、ノズルの7種類の機材で構成されています。 ⑥のホースは標準仕様でφ25㎜で8mです。 かなり短いホースとなるため施工箇所のすぐ横にプラントを設置することになります。...
杉山信二2022年1月26日1 分複数口の特殊ホッパーこれは弊社が発明した複数口のホッパーです。 ひとつのホッパーに対して複数口の排出部があり、複数のポンプを設置することが可能です。 特許第6045042号 登録第1533282号(意匠登録) 少数での施工でより多くの作業ができるように開発しました。...
杉山信二2022年1月26日1 分モルダム工法と擁壁保証モルダム工法で施工を行う空石積みの擁壁が擁壁保証(事前の擁壁診断や保証料等が別途必要)の対象となりました。 違法構造物や対象外となる状態のものは除外されますが、今まで活用できなかった土地を有効利用することも可能になるかもしれません。...
杉山信二2022年1月26日2 分公共事業での充填剤の選択令和4年より公共事業にて使用する充填剤を現場状況に応じて選択することが出来るようになりました。 これまで石積専用充填剤(モルダムエース)または(モルダムエースSタイプ)としていましたが、民間工事にて使用している従来の現場配合タイプ(セメント+砂+専用接着剤)の品質基準等が整...
杉山信二2022年1月25日1 分目地の隙間が狭い石積みの補強目地の隙間がないような石積みにもモルダム工法は施工可能です。 外径20mmしかない注入ホースでも注入可能な流動性があるためです。 グラウトやモルタルでは流動性を良くしようとした場合、充填剤そのものが重力に逆らえずに沈下してしまうのです。...
杉山信二2022年1月25日1 分道路維持工事での施工例モルダム工法は道路維持工事にも使用されます。 既存の石積みを現在許可されている間知ブロック積擁壁や大型ブロックに変更した場合に勾配が緩くなることにより道路の幅員が取れなくなる場合があるからです。 せり出しや膨らみはモルダム工法で接着固定できるため、どうしても改修工事が出来な...
杉山信二2022年1月25日1 分目地部の着色景観を重視して目地部を着色する場合があります。 施工は通常のモルダム工法として施工して、後に着色する方法です。 充填材に着色料を混ぜることも可能なのですが、若干の色むらが懸念されるため後の着色塗装の方が良いかも知れません。...
杉山信二2022年1月25日1 分水中打設可能な充填剤(Sタイプ)潮位などにより水替えができない場合があることなどから水中打設が可能な充填剤も開発しました。 様々な実験を行って開発された不分離型のモルダムエースSタイプです。 限られた施工条件の場所でも活躍できる材料だと思っています。
杉山信二2022年1月25日1 分玉石の接着補強玉石積みでの作業を行った施工例です。 玉石で施工された現場では、比較的地山はしっかりしている場合が多く、切土の法面保護として使用されていたりします。 しかしその様な施工現場は古いものが多く、かなりの確率で使用されたモルタルやコンクリートは劣化しています。...
杉山信二2022年1月25日2 分大きく膨らんだ危険な現場大きく膨らんで非常に危険な石積みです。 空石積みの場合、石積みの劣化と共に崩壊に至るケースが多く、背面からの応力によって崩壊することは豪雨災害以外では少ないように感じます。 石積みの劣化と地震などの外的要因によって、内部の迫飼石や友飼石などが抜け落ちてしまい、積石が不安定と...