杉山信二5 日前2 分崖相談での崩壊対策工事実施物件高さ約1.5mの擁壁が心配で自宅を建てた大手住宅メーカーに相談をしたところ、「手の施しようがなく造り替えるには家一軒分の費用がかかる」と言われた方からのご相談物件です。 表面は植物に覆われているので状況が分かり辛いのですが、強風化した砂岩の石積みでした。...
杉山信二6 日前1 分崖相談での簡易調査について弊社は年間に多くの崖相談を頂いております。 崖相談で現場を確認できる場合は簡易調査を実施しています。 その簡易調査は、擁壁の変状(亀裂の入り方や破損の状態など)だけでなく周辺の地形や地質(踏査等で確認)、表面水や地下水の流れなどを想定して動きの形態と発生原因を推測し、それら...
杉山信二5月7日1 分擁壁と宅地舗装の補修工事動いた擁壁と宅地舗装の補修工事を行いました。 擁壁を設置した時の地盤処理に問題があった可能性がある現場なのですが、上部に家屋が建築されているため抜本的な対策が難しい現場です。 擁壁が動いたことに伴って雨樋の流末部分の塩ビ管も割れていたことも進行の原因と考えられます。...
杉山信二4月28日1 分通路の膨らんだ石積接着補強工事玄関へのアプローチ側面にある石積みが膨らんで危険な状態で、「降雨時には怖くて前を通ることが出来ない」とのご相談を頂いて施工した現場です。 間詰めの材料は三和土(タタキ)であり、ボロボロの状態でした。 危険な状態であるため、部分的に間詰め材を除去してモルダム(石積専用接着剤)...
杉山信二4月22日1 分擁壁簡易調査公共の公園にある間知ブロック積擁壁の簡易調査を行いました。 弊社には3名の擁壁診断士が在籍しており、調査は必ず擁壁診断士が行います。 今回の簡易調査では国土交通省国土技術政策総合研究所都市研修部の「既存造成宅地擁壁の老朽化診断目視点検要領」に準拠した調査を行って危険度の判定...
杉山信二3月26日1 分新築造成工事での災害事例新築現場において危険な工事を行っているものを時折見かけます。 この写真の現場(隣地の方からの崖相談物件)は隣地の土留め壁がブロックで水抜きもない言わば「危険な擁壁」なのですが、なんと造成のために宅盤を下げて土留め壁の根入れ部分が曝された状態となっていました。...
杉山信二2月15日1 分建築確認申請での崖問題建築確認申請時でよく問題になるのが崖問題です。 安定した状態を保っているように見えてもそれを立証しなければ家屋は建てられません。 特に自然石の石積み擁壁がある場所は厳しいようです。 基本的に確認申請の図面には崖に対して「安全上支障なし」の建築士の文言が必要となります。...
杉山信二2月15日1 分不適切な擁壁の災害土留め壁が大きく傾いて崩落する危険性が非常に高い現場です。 擁壁だけでなく家屋が沈下して傾いていました。 既存の擁壁の上部に空洞ブロックと間知ブロック積擁壁を増し積みして土地を広げています。 さらに家屋を載せているため擁壁が耐えられずに豪雨と共に大きく動いてしまいました。...
杉山信二2月15日1 分空き家対策で解体時の注意点近年問題となっている危険な空き家。 写真の様に家屋が腐食して危険なものも少なくありません。 重機が入らない場所での解体は人力となります。 寄付きが悪ければ搬出も手間がかかるため工事費は高価になってしまいます。 家屋の撤去だけでなく不安定な構造物も処理が必要です。...
杉山信二2月15日1 分空洞ブロックの土留め壁災害空洞ブロックの土留め壁は危険と隣り合わせです。 この現場はブロック4段分に土砂を載せた状況で水抜きパイプもありません。 空洞ブロックは大きく湾曲して隣地の倉庫付近に土砂が流れ出していた状態のものをブルーシートで養生しています。 しかし大切なのは発生源対策です。...
杉山信二2月14日2 分危険な擁壁の見分け方国土交通省は、「擁壁は築造から20年経過した頃から急激に老化が進み、50年以上のものは4割で補修工事が必要とされる」と発表しています。 その老朽化した擁壁が本当に危険なのかどうか、一般の方でも一目で判る擁壁の見分け方の一例をご紹介致します。...
杉山信二2月12日2 分砂岩の石積み災害復旧工事砂岩(俗称折尾石)の災害現場です。 風化する砂岩の積石は風化の進行に伴い表面だけでなく合端部分が割れはじめ、次第に強度不足となって積石そのものの重さに耐えられなくなります。 この現場では家屋が沈下したため後打ち施工で鋼管杭を打設した時に石積みにせり出しが見られたと聞きました...
杉山信二2月12日2 分傾いた空洞ブロックの土留め壁古い土留め壁には空洞ブロックを使用したものをよく見かけます。 現在では禁止されているのですが昔はよく使用されていたようです。 写真の現場は、背面にバットレス(控え壁)で補強もしているのですが、本来は塀として使用する空洞ブロックを土留め壁として使用しているため、土圧に耐えられ...
杉山信二2月10日2 分石積み災害復旧工事花崗岩の積石を6.5mまで積み上げた石積みの崩壊現場です。 (HPに採用させて頂いている写真の現場です) 宅地内排水の状態が悪く大雨によって石積みの背面土砂が飽和状態になって崩壊しました。 地質的には堆積岩で谷底平野・山間盆地・河川・海岸平野堆積物の分布する地域となっていま...
杉山信二2月7日1 分玉田文吾工学博士の見解書今から8年前(2014年2月15日)のことになるのですが、北九州市の防災アドバイザーである玉田文吾工学博士(西日本工業大学 名誉教授)がモルダム工法の視察のために実際の作業現場にお見えになりました。 当日は寒く、現場には土地所有者の私有物が散乱して(撤去できない)足場も悪い...
杉山信二2月3日1 分空積みの間知ブロック積擁壁珍しい空積みの間知ブロック積擁壁です。 背面の状態も悪くせり出しなどの変状が各所で見られます。 基礎石部分の側溝も擁壁から一部が押されている状態でした。 個人様の所有物件であり、予算的な問題から補強ができないかという相談です。...
杉山信二2月2日1 分がけ条例を考慮した斜面安定工事近年多く発生するゲリラ豪雨により一部が崩壊した斜面です。 周辺斜面の法肩には複数のテンションクラックが確認されました。 ご検討いただいた結果、がけ条例によって建築確認が取れないこの土地を有効利用できることと、これから起こりうる災害を防除することの双方を考慮して斜面安定工事を...
杉山信二2月2日1 分砂岩の石積み風化防止対策風化が顕著な砂岩(俗称折尾石)の風化防止対策工事です。 北九州地区で多く築造された砂岩の石積みは、風化が顕著であり、その風化の進行に伴って崩壊に至ることがある厄介な石積みです。 風化した部分に薄くモルタルを塗ってもこのように剥がれてしまいます。...
杉山信二2月2日1 分危険な石積みの部分撤去雑石積みの石積上部に間知石を布積みで増し積みしている現場ですが、既に全体が谷側(隣地家屋側)に傾いた状態です。 非常に危険な状態で早急に対処する必要があるのですが、このように全体が谷側に傾いてしまうとモルダム工法では対処できないだけでなく、その荷重が崩壊側に掛かることになる...
杉山信二1月31日2 分ブロック崩壊を心配してのご相談例「10年ほど前に隣地の方が家屋を建設した際にブロックに亀裂が入り、補修はしたのですが地震等を考えると心配なので見て頂きたい」というご相談案件です。 家屋建設前の宅盤は赤線の位置までだったそうですが、建設業者さんがその土砂を削り取って造成されたとのことでした。...