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  • 執筆者の写真杉山信二

水中打設の石積補修方法(特許申請中)


水中部に大きな亀裂もしくは積石の抜け落ち部がある場合の補修方法の紹介です。


通常、注入剤の分離や流れ出しへの対処が難しいため、水中部の石積みに大きな断面開口部がある場合は補修が困難です。





写真は弊社が開発した水中打設が可能な石積専用接着剤(モルダムエースSタイプ)です。





この材料は海水でも直接打設することも可能な材料となります。





大きな亀裂や抜け落ち部分では材料の流出を止めるのが困難であるため、この材料と繊維ネットを併用する工法を開発しました。


網目の粗い繊維ネットは注入した材料の一部が網目よりはみ出すため複数重ねても一体化できることなどから採用しました。





大きな空隙部に設置することが可能です。





潮位が影響する箇所はSタイプを使用して、上部は通常の石積専用接着剤(モルダムエース)を使用すれば安価に補修することも可能です。





深い位置に設置しなければならない場合ではダイバーによる作業が必要となります。










水替えが出来ない場所などでは有効な方法と考えます。





写真は2024年3月施工の公共工事の施工例です。

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