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執筆者の写真杉山信二

多段擁壁の石積接着補強


3m以上ある石積みの上に2m程の増し積みを行い、更に1.5m程度(盛り土部)CBブロックを土留め壁として積み上げた多段擁壁の補修を行いました。






積石は部分的にせり出し等の変状があり、目地モルタルは劣化して滑落している状況でした。


下段の石積みは周辺状況等により切土と推測され、その表面に石積みを設置して地表面を保護していたと考えられるのですが、増し積み部を含めて上部2段は盛土造成となっているようです。

当然下段石積みに対する上部2段擁壁分の荷重の影響も大きく、各部の変状より最低限の補強が必要な状態だと判断しました。





今の建築基準法では考えられないような擁壁が現在も多く残存しています。

そして、その擁壁の危険性に気づかずに生活されている人の多さにも驚かされています。


減災工事として石積みの接着補強を行った民間工事の施工例です。

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