目地部の練積み材が極度に劣化した石積みの接着補強を行った民間工事の施工例です。
<参考>
この現場で練積みに使用されていた材料はコンクリートではなく三和土(たたき)でした。
三和土(たたき)は、赤土や砂利などに消石灰と「にがり」を水と一緒に混ぜて作られる材料です。現代の様なコンクリートのない時代では、硬化する性質のある三和土をよく使用されていたようです。
ただし、強度はそれほど高くないため、目地が広くて削り取ることが可能な石積みでは補修工事を行うことをお勧め致します。
三和土(たたき)は、石積み以外に日本式住宅の「土間の床」に使用されることが多かった材料のようです。
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